公益財団法人環日本海経済研究所(ERINA/エリナ)
北東アジアウォッチ

ERINAのメルマガ北東アジアウォッチ No.343 (2018年9月14日発行)

♦INDEX♦

▍NEAヘッドライン

▪ロシア極東情報
▪中国東北情報
▪モンゴル情報
▪対岸ビジネス情報

▍ERINAインフォメーション
10月1日(月)に「ERINA設立25周年記念シンポジウム」を開催します。
韓国で開催される「2018日本就業博覧会」の参加企業を募集(含・費用支援)しています。
『ERINA北東アジア研究叢書7』を発刊しました。
新潟県内高校・中学を対象に「ERINA出前授業」の申込み受付中です。
英文学術誌『The Northeast Asian EconomFic Review』編集委員会では投稿論文を募集しています。
『ERINA REPORT (PLUS)』編集委員会では投稿をお待ちしています。
ERINA 賛助会員・購読会員のご案内


 いま、ERINA設立25周年に合わせた記念誌の編集作業が進んでいます。25年間をさかのぼると、さまざまな出来事、いろいろな方々の思い出がよみがえってきます。多くの皆様から10月1日の記念シンポジウムにご参加いただけますよう、心よりお待ちしております。(編集長)



▍NEAヘッドライン


▏ロシア極東情報


♦ シベリア鉄道を使った日本発のコンテナの試験輸送が行われた ♦

 Vostochnaya Stevedore Company(VSC、「グローバル・ポート」傘下)が、高速コンテナ列車で、シベリア鉄道を使って日本発の貨物を積んだ試験用コンテナを、沿海地方ボストーチヌイ港の自社ターミナルから発送した。同社広報室によれば、列車のフォワーダーは(株)トランスコンテナ社だ。
 試験用コンテナの追跡ルートは、日本の神戸港-VSCターミナル(ボストーチヌイ港)-極東鉄道支社ナホトカ・ボストーチナヤ駅-モスクワ鉄道支社ボルシノ駅となっている。
 「この輸送は、デリケートな輸送を必要とする貨物を、高速コンテナ列車でシベリア鉄道を使って日本からロシア、欧州へ運ぶための条件を特定するはずだ。発送は、(株)ロシア鉄道のアレクサンドル・ミシャリン第一副社長が招集した会議の決定の枠内で組織された」と広報資料には記されている。
 貨物のモニタリングのために、全てのコンテナ追跡行程でGPSモジュール付の電子シールGlonassがコンテナに貼られた。さらに、道中の温度や振動レベルを記録する専用のセンサーも、コンテナの中に取り付けられている。
 広報室の説明によると、日本製のノンアルコール炭酸飲料のコンテナ1個が8月18日に神戸港を出発し、21日にVSCで荷卸しされた。ターミナルでの通関手続きを経て24日にコンテナは台車に載せられ、高速コンテナ列車で仕向駅に発送された。ボルシノ駅のおおよその到着日は8月31日となっている。
 ボストーチヌイ港のVSCコンテナターミナルはロシア極東最大で、ロシアの重要ターミナルの一つだ。作業能力は年間65万TEU。さらにVSCは石炭の積み替えも行っている。市場参加者データによると、VSCは2017年に約160万トンの石炭を積み替えた。
 「グローバル・ポート」はロシア最大のコンテナターミナルオペレーター。同グループの資産はバルト三国、ロシア極東に立地する。同社はロシア国内で5つ、フィンランドで2つのターミナルを経営している。(インターファクス8月27日)

♦ ハバ産の飲料 日中韓への輸出も視野に ♦

 レシピライセンスで製造されている飲料「クスン(Kusun)」が大量生産されることを、ハバロフスク地方のニコライ・クレツ商務・食品・加工業大臣が発表した(訳注:クスンはアムール地域の少数民族のレシピを基に考案された栄養ドリンク。ロシア極東の森林のエゾウコギ、朝鮮人参、チャーガ、ハーブを使っている)。
 「クスンはロシア極東のクリーンな原料から作っている。8月25日にこの飲料の大量生産が始まった」とクレツ大臣は述べた。大臣によれば、これは10カ月で飲料の商標が作られ、投資家(発注者と生産者)が見つかった稀有なケースだ。
 「投資元はロシア極東最大の小売りチェーンで、ハバロフスク地方に拠点を置くGKネバダだ。飲料は、タイガ社の工場で製造される。生産も地元だということが、我々にとって非常に大事だった。なぜなら、さらに新規雇用が創出され、新たな税収が加わるからだ」と大臣は述べた。
 第1段階では、ハバロフスク地方とロシア極東の小売りチェーンでの「クスン」の販売が予定されている。「既に2万1000リットル分の注文がある。また、中国や韓国、日本の市場に進出するという期待は大きい」とクレツ大臣は話した。(インターファクス8月27日)

♦ 魚を積んだ18年の北極海経由第1便、
                ロシア極東からアルハンゲリスクに到着 ♦


 ロシア極東から魚を積んだ2018年の第1便が28日、北極海航路でアルハンゲリスクに到着した。アルハンゲリスク州のイリーナ・バジャノワ農業・商務大臣がタス通信に伝えた。
 「ドブロフロト社の船が3000トンの魚(カラフトマス、シロザケ、ベニザケ、イワナ)をアルハンゲリスクに届けた。これらの魚はすべて、ロシア中央連邦管区、主にモスクワ、サンクトペテルブルク、ロスフトフ・ナ・ドヌ、スタヴロポリ地方の消費者向けだが、アルハンゲリスク州の店頭にも並ぶ」とバジャノワ大臣は話した。
 「プログレス」号のセルゲイ・ミロシニチェンコ船長がタス通信に語ったところによると、魚はカムチャツカで積み込まれた。行程は全部で2週間弱だった。「カムチャツカ西部で我々は自社の加工船から積み荷を受け、アナディリへの移動に4日かかり、そこで貨物の手続と北極海航路を通るための船の手続きを行った。アナディリからアルハンゲリスクまでの行程は11日だった」と船長は述べた。
 アナディリからアルハンゲリスクまでの距離は約3300マイル。そのうち約600マイルは東シベリア海で、「プログレス」号は砕氷船「ヴァイガチ」号の先導を受けた。「これには約2日かかり、砕氷船がなければ危険だった」と船長は説明した。
 アルハンゲリスク・トロール船団のアレクセイ・ザプラティン社長がタス通信に語ったところによると、北極海航路によるカムチャツカからの魚の輸送は、ウラジオストクからよりも速い。バジャノワ大臣によれば、ウラジオストクからロシア欧州部までの鉄道による魚の輸送には30~45日かかる。「鉄道貨車と違い、魚は船倉で摂氏マイナス20度で保存されていて、傷まないので、北極海航路による輸送は有
利だ」と大臣は話した。
 ザプラディン社長によれば、アルハンゲリスク港の荷卸しには5~6日ほどかかる。
港はシーズン中、この種の船を常時受け入れることにしている。「漁港のインフラの稼働率は30%だ。我々は一度に5000トンを貯蔵することができる。我々はこの種の船を2週間毎に受け入れることができる。これは、北極海航路便の回転がこのようになるからであり、我々は、ロシア極東をアルハンゲリスクと結ぶ国内航路の整備を待っている」とザプラティン社長は述べた。
 「ロシア連邦の漁業の発展戦略は、ロシア極東から中央連邦管区各地への魚の輸送量を、北極海航路を利用するなどして、2030年までに52万トン拡大することを想定している。我が州はこの課題の解決策を提示できる。海港アルハンゲリスクは、ロシア極東発のものも含め、貨物の積み替えに必要なインフラをすべて備えている。
鉄道と自動車を使えば、アルハンゲリスクからモスクワあるいはサンクトペテルブルクまでどんな貨物も一昼夜で運ぶことができる」とアルハンゲリスク州のイーゴリ・オルロフ知事は話した。(タス通信8月28日)

 アルチョムで特殊車両組立工場が稼働 

 アルチョム市(沿海地方)で稼働した新しい道路整備用特殊車両工場で、道路の冬季メンテナンス用特殊車両の製造が始まった。それらは路盤の雪を払い、同時に薬剤を撒く。
 この特殊車両を製造しているメルカトル・ボストク社の話では、これらは、ロシアの何百という道路建設業者の使用経験と要望を踏まえた、同社の設計者とヨーロッパの専門家の長年にわたる共同研究の成果だという。3段階方式の品質管理を経た特殊車両は、特にコストをかけず、最低10年は動く。
 新しい工場をアンドレイ・タラセンコ知事代行が訪れた。彼は、「このような特殊車両は沿海地方にとって必要だ。ただし、会社は製品の種類を増やす必要がある。沿海地方にはクレーンも、重油用タンクローリーも必要だ」と述べ、アルチョム市当局に対し、新工場での地元の単大生の実習と、職業専門学校でのこの工場向けの専門家の育成を、メルカトル・ボストクと共同で組織するよう指示した。
 メルカトル・ホールディング(道路用・土木工事用特殊車両)のルスラン・ポポビチ副社長(開発・戦略コミュニケーション)によれば、既に工場では40名が作業しており、製造の拡大が予定されているという。例えば、5年間でプロジェクトの投資総額は約5億ルーブルになる。第2段階(2019~2020年)、第3段階(2021~2022年)では、車体の部品の現地生産を可能にする設備が設置される。工場の特殊車両の生産力は年間500台で、そのラインナップには通年の道路メンテナンス用の「メルカトル」の車両及び設備の全品目が入っている。(ロシースカヤ・ガゼータ8月30日)

 アムール州が地域のガス化の準備をしている 

 2019年末に予定されている幹線ガスパイプライン「シベリアの力」の稼働を始めた後、地域のガス化に係る大規模な作業が始まるとアムール州政府広報室が伝えている。
 アムール州経済発展省では現在、州のガスの受け入れ準備を進めており、ガス化計画と関連法案を策定中だ。ボイラーからガスに転換した後は、アムール州では暖房料金の大幅な値下げが予想されている。
 スボボドヌイ市とツィオルコフスキー市が最初にガス化される。これは、全ロシア的案件かつ大統領案件の、戦略的に重要な施設が都市周辺に立地していることと関係している。これらは「ボストーチヌイ」宇宙基地とアムールガス加工工場だ。
さらに、幹線ガスパイプライン沿いの9つの自治体(ティンダ地区とティンダ市、スコボロジノ地区、マグダガチ地区、シマノフスク地区とシマノフスク市、スボボドヌイ地区、ブラゴベシチェンスク地区とブラゴベシチェンスク市)がガス化される。合計するとこれはアムール州の約350の集落で、全体の約61%に相当する。
 アムール川左岸の自治体は、スボボドヌイ市からハバロフスク市までのガスパイプライン建設をガスプロムが決定した後でガス化される。専門家の分析では、これは2025年以降になる見通しだ。(極東開発省8月31日)

 ロ極東に有名大学の分校ができる 

 ロシア極東に国内有名大学6校の分校が12校開設される。
 今年と来年に、グープキン記念ロシア国立石油ガス大学が分校を3つ開設する。サハリン国立大学(サハリン州)には石油工学、太平洋国立大学(ハバロフスク地方)には化学技術・石油工学、アムール国立大学(アムール州)には化学技術に関する分校ができる。
 モスクワ航空大学(国立研究所)は年内に、アムール国立大学にロケットシステム、宇宙飛行学、ロケット及び宇宙ロケットシステムの設計・製作・使用関連の分校をつくる。さらに2020年にコムソモリスク・ナ・アムーレ国立大学(ハバロフスク地方)に航空機・ヘリコプター製作関連の学科をつくる。
 M.K.アモーソフ記念北東連邦大学には、極東連邦管区の重要経済部門向け人材育成連邦プログラムに沿って、有名大学2校の分校が開設される。2020年にはサンクトペテルブルク国立情報技術・機械・光学大学の分校ができる。そこでは情報セキュリティと応用物理学方面の専門家が養成される。2021年には国立研究大学高等経済
学院の経済、人材マネジメントを専門とする分校が開校する。
 2021年にはサンクトペテルブルク国立情報技術・機械・光学大学がプログラム工学、情報セキュリティの分校を、ハバロフスク地方の太平洋国立大学と沿海地方の極東連邦大学に開設する。
 さらに高等経済学院が経済学系の分校をもう一つ、2019年に極東連邦大学に開設する。
 2020年にはモスクワ国際関係大学が極東連邦大学に国際関係、外国研究関連の分校を開設し、太平洋国立大学にはゲルツェン記念ロシア国立教育大学が教育学の分校を開設する。
 各大学の分校は、極東重要経済部門人材育成・労働市場若者支援プログラム(2025年まで)の枠内で開設される。このプログラムは2018年8月18日にメドベージェフ首相の承認を得た。(極東開発省HP 9月4日)

中国東北情報

 内モンゴル自治区と東北地域を結ぶ初の高速鉄道、調整試験開始 

 8月20日、中鉄十四局が建設に参加した内モンゴル自治区と東北地域を結ぶ初の高速鉄道、遼寧省・新民北から内モンゴル自治区・通遼までの高速鉄道が調整作業を開始し、年末には運行を開始する予定だ。
 新しい高速鉄道の調整試験は設計速度で運転することを目標とし、検査・計測設備を使って規定の速度で各システムの総合的な検査を実施し、牽引や電気の供用、電線網、通信、信号などのシステム機能を検査し、路盤・レール・橋梁・トンネルなどの構造工事の運用性などを検証すると同時に、全線のハブシステムや全体のシステムとの調整と最適化を実施し、その機能と性能を設計時の条件に合わせ、全線の開通と運行に科学的な根拠を与える。
 工事は2016年6月に開始し、京瀋高速鉄道の新民北駅から始まり、遼寧省・彰武、内モンゴル自治区・甘旗〓を経て、通遼駅までの総距離197キロ、複々線電気化の砂利基盤のレールで、設計速度は250キロ。駅は新民北・彰武・甘旗〓・通遼の4カ所が設置され、章古台・木里図の2カ所が留保されている。この高速鉄道は国家計画の「八横八縦」高速鉄道網の構成部分であり、建設中の京瀋高速鉄道とつながり、東北地域ないしは全国の高速鉄道網に合流する。
 開通後、通遼から瀋陽までの運行時間は従来の5時間から1.5時間前後まで短縮され、通遼から北京は従来の14時間前後から3.5時間前後まで短縮される予定で、自治区東部地域と環渤海地域経済・社会交流を強化し、モンゴル東部地域、遼寧地域、京津冀地域の協調発展を推進するのに積極的な役割を果たすだろう。(内モンゴル日報8月23日)

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♦ 盤錦港7月コンテナ取扱量が過去最高更新 ♦

 関係筋によれば、盤錦港のコンテナ船荷役作業がピークを迎え、7月に寄港した貨物船は累計で49隻、取扱量は40147TEUを達成し、前年同期比80%増となり、月間コンテナ取扱量の最高記録を更新した。
 盤錦港の国内貿易コンテナ航路はすでに12本に達した。その航路を大いに発展させるために、盤錦港は既存航路の運航頻度を高めたり、航路の輸送力を強化したりする方法を通して、航路の新しい構造を作り上げてきた。7月、盤錦から日照までのコンテナ輸送航路の運航が週1便から2便に増便されたことで、輸送量が倍増した。そのほか、盤錦港はコンテナ発展促進会、水・鉄複合一貫輸送促進会、船主座談会を通じて、より多くの取引先を盤錦港に誘致して業務協力を展開し、コンテナ業務の発展を加速させた。(遼寧日報8月28日)

♦ 第12回延吉・図們江地域国際投資貿易商談会(図洽会)が開幕 ♦

 爽やかな秋風が吹き、稲の花の香りが漂う8月29日、第12回中国延吉・図們江地域国際投資貿易商談会が延吉国際コンベンションセンターで開幕した。フランス、北朝鮮、アメリカ、韓国の駐瀋陽総領事館の代表、友好都市の代表、国内外の経済貿易団体・企業界の代表が開幕式に出席した。
 今回の商談会は「開放・イノベーション、協力、ウィンウィン」をテーマとし、「延辺州経済貿易協力のプラットフォーム、吉林省の対外開放の窓口、図們江地域国際交流の担い手、『一帯一路』建設の貿易の中枢」と位置づけられ、商品展示・商談、投資協力、経済貿易フォーラム、広域観光という4エリアで構成されている。会場では合計406ブースが設けられ、国内外からの参加者は約1万人、そのうち出展者は約1500人、バイヤーと視察者は約6000人という。
 メイン会場である延吉での経済貿易交流イベントのほかに、敦化では中国医薬品質管理サミットおよび敦化医薬フォーラム、琿春では図們江地域自由貿易区シンポジウムなどの経済貿易イベントも開催され、今回の商談会では投資商談と経済貿易交流がより重視されている。
 8月28日に行われた投資環境説明会およびプロジェクト調印式典では、投資総額207.38億元を含む合計23件のプロジェクトが調印された。(吉林日報8月29日)

♦ ハルビン総合保税区初の越境電子商取引貨物が到着 ♦

 先頃、1600箱の初の越境電子商取引貨物がハルビン総合保税区に到着した。貨物は日本からの輸入化粧品で、大連税関からハルビン税関に運ばれ、総合保税区に入った。
 日本からの輸入化粧品は1600箱、4万点、168.16万元。貨物は保税区モデルで一時的に保管される。つまり、税関の監督管理下に置かれた貨物に対しては関税を課さないが、消費者が電子商取引を通じて発注した後に通関手続きを済ませ、宅急便などで貨物をハルビン総合保税区から消費者の手元に届ける。伝統的な直送モデルに比べれば、ハルビン総合保税区の越境電子商取引貨物は最速で、「朝に注文を確
定すれば、午後に家に届けられる」といったショッピング体験を提供できる。同時に、貨物の一括発送・国内ストック方式が導入されたため、単品の国際送料が大幅に下がり、消費者はより手頃な値段で世界各地の良質な製品を楽しむことができる。
 現在、総合保税区越境電子商取引で販売されている商品は、主に日韓の化粧品、オーストラリアのベビー・マタニティ用品、欧米の小型家電などを含む100種目余りのヒット商品に集中している。(黒龍江日報8月31日)

♦ 第1回内モンゴル観光産業博覧会開催 ♦

 9月2日、第1回内モンゴル観光産業博覧会が包頭市で開催された。内モンゴル自治区の艾麗華副主席が会場を視察し、内モンゴル観光産業発展フォーラムに出席した。
 今回の博覧会は自治区観光発展委員会と包頭市政府が主催する自治区初の全国的観光博覧会で、内モンゴル観光産業の発展成果を集中的に展示するだけでなく、国内外の観光業界と協力するプラットフォームでもある。
 出展エリアの面積は3.7万平方メートル、中には省・市観光逸品館、内モンゴル観光テーマ館、スマート観光体験館、文化財逸品館、「一帯一路」国際逸品館の5つの室内展示区域と1つの室外展示区域が設けられている。会期中にはモンゴル族衣装展示会、「内モンゴルの味」美食会、観光産業紹介などのイベントが行われている。
 今回の博覧会はまた、国内で知名度の高い観光専門家を招待し、「文化観光融合の新時代・イノベーション発展の内モンゴル」をテーマとする2018年内モンゴル観光産業発展フォーラムを開催。内モンゴル観光産業発展の実現案を協議した。(内モンゴル日報9月3日)

♦ 2018年北東アジア越境電子ビジネス名品博覧会閉幕 ♦

 9月2日午後、3日間の2018年北東アジア(越境)電子ビジネス名品博覧会が閉幕した。合計100社あまりの企業、バイヤー、サービス企業が戦略協力協定に調印し、その場での取引額は650万元、契約意向書額は3億元に上った。
 今回の博覧会は商務庁の指導のもと、中国貿易促進会長春市委員会と吉林日報社が主催し、長春晟一文化メディア有限公司、長春国際コンベンションセンター集団、吉林省吉林日報文化メディア有限公司が共催した。博覧会は「跨境・跨界・回帰」をテーマとし、国境を越えた商品のオンライン・オフライン展示を結びつけ、「外資誘致・海外進出」を推進し、吉林省の越境商品貿易の流通を促し、「一帯一路」イニシアチブの実施と北東アジア地域の経済貿易の発展を側面支援した。
 今回の博覧会には国内外から400社あまりの企業が参加し、そのうち輸出入関連企業が200社近く、国外企業は韓国・日本・タイ・パキスタン・アフガニスタンなど60社余りだった。
 今回の博覧会の大きな見どころは「第一書記の製品PR」コーナーだった。省内の各「第一書記」15名が各村の特色あるグリーン農産を紹介し、大きな反響を呼んだ。(吉林日報9月4日)

♦ フフホト、初の中欧班列開通 ♦

 9月4日、フフホト・ホリンゲル新区の中欧班列が中国鉄道フフホト局集団有限公司の沙良物流園区から出発した。この中欧班列は41個のコンテナで編成され、総額約1000万元に相当する機械設備と自動車部品を載せ、臨策線を経て新疆のコルガス口岸から出国し、運行距離9000キロメートル余り、15日間をかけてカザフスタンなどの中央アジア諸国に到着し、海上輸送より20日間短縮できる。(内モンゴル日報9月5日)

モンゴル情報

♦ オルホン県がロ中イランに食肉を輸出する ♦

 2018~2019年にオルホン県の4社がロシア、中国、イランに4000トンの食肉を輸出する。
 特に、エルドミート社は馬肉1000トンをロシアに、エルデネト・マフ・マーケット社は牛肉500トンをイランに、モンゲマ社は馬肉1590トンをロシアに、ジャルガラント・マフ・マーケット社は馬肉1000トンを中国に輸出する。
 このほか、これらの企業は契約に従い、国家備蓄倉庫に肉を提供することになっている。(MONTSAME 8月22日)

♦ 中モは2020年までの貿易高100億ドル達成を目指す ♦

 ツォグトバータル外務大臣と、モンゴルを公式訪問中の中国の王毅外相の会談が行われた。この会談で双方は、2018~2019年の中モ両国外務省の協力及び協力プランに関する政府間覚書に署名した。
 モンゴルと中国は来年、国交樹立70年を迎える。モンゴルは中国が70余年の間、国交を維持している10カ国のうちの一つだ。
 会談で双方は、自由貿易区「ザミンウド・エレンホト」の創設など、両国間の自由貿易協定の締結のための準備の開始について合意した。モンゴルの大統領と首相は今年中国を訪問し、両国関係の一層の強化を方向付けた。
 会談ではさらに、両国の現実的で互恵的な協力を強化する重要性が指摘された。双方は2020年までの二国間貿易高の100億ドル達成を目指していく。(MONTSAME 8月23日)

♦ 進展するモ・ロ・中3国間経済協力 ♦

 8月17~19日、エレンホト(中国)で第10回モンゴル・ロシア・中国貿易経済フォーラムが開催され、モンゴルから130社、中国から800社、ロシアから38社の代表者が出席した。会期中、3カ国の企業関係者らは総額13億ドル相当の契約を締結した。
 フォーラムの主要な目的は「中国・ロシア・モンゴル経済帯形成」計画の推進であり、3カ国間の友好関係の強化だ。
 モンゴル代表団の団長はサンジミャタブ国会副議長が務めた。フォーラムの枠内で見本市・物産展が開催され、モンゴル商工会議所に加盟する130社の関係者が自社の商品やサービスを紹介した。
 フォーラムの枠内で開かれた「ザミンウド・エレンホト経済協力の問題」と題した円卓会議では、ガンボルド・モンゴル副首相顧問(自由貿易区担当)が両国国境沿いに共同自由貿易区の創設に関するモンゴルの立場を表明し、この方面でモンゴル側が実施している作業について紹介した。(MONTSAME 8月27日)

▏対岸ビジネス情報

♦海外人材の活用探る 新潟、農業セミナーで議論(新潟日報8月28日)

♦競争から共存へ 北陸・韓国企業、福井で交流会議(福井新聞8月28日)

♦富山米の中国輸出倍増 18年産見通し16トンに拡大(北日本新聞8月29日)

♦ソウル便冬季運休 富山空港10月末~3月(北日本新聞8月31日)

♦吉村知事 中国・大連市で山形をアピール(山形新聞9月1日)

♦外国人観光客に5%現金還元 エムザできょうから(北陸中日新聞9月1日)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2018090102100005.html

♦福岡-釜山フォーラム 日韓合同、来夏から講座(西日本新聞9月2日) https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/446250/

♦青森-ソウル線、週5往復 冬季、前年に続き増便(東奥日報9月3日)

♦旅行業の中国「春秋」グループ来県 新潟に魅力をアピール(新潟日報9月4日)

♦香港へ鳥取県産品売り込み 現地で和牛フェアや物産展(山陰中央新報9月4日)
http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1536027428130/

♦旧水産高の実習船、小浜の海に別れ 民間に売却、ロシアへ(福井新聞9月5日)



▍ERINAインフォメーション

♦♦「ERINA設立25周年記念シンポジウム」を開催します。

•日時 2018年10月1日(月) 14:00~17:30
•会場 朱鷺メッセ4階マリンホール

詳細は≫ https://www.erina.or.jp/about/news/133547/

♦♦韓国にて開催される「2018日本就業博覧会」の参加企業を募集(含・費用支援)しています。

•開催日 11月5日(月)釜山
     11月7日(水)ソウル

詳細は≫ https://www.erina.or.jp/about/news/133345/

♦♦『ERINA北東アジア研究叢書7』を発刊しました。

ERINA北東アジア研究叢書7
河合正弘編著『北東アジアの経済成長 ―構造改革と域内協力』(日本評論社)

詳細は≫ https://www.erina.or.jp/publications/series/

♦♦新潟県内高校・中学を対象に「ERINA出前授業」の申込みを受付中です。

•対象 新潟県内の中学・高校の総合学習の時間など(1時限単位)
•実施期間 2018年5月~12月

詳細は≫ https://www.erina.or.jp/about/demae/

♦♦英文学術誌『The Northeast Asian Economic Review』編集委員会では投稿論文を募集しています。

詳細は≫ https://www.erina.or.jp/publications/naer/

♦♦『ERINA REPORT (PLUS)』編集委員会では投稿をお待ちしています。

投稿規程は≫ https://www.erina.or.jp/publications/er/

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